システムバス
システムバスとは?
[システムバス]
システムバスとは、簡単に言うと高級志向のユニットバスのことです。多様化するユーザーのニーズに合わせ、ユニットバスの各部品に互換性や高品質化を施し、部品をグレードアップしたり、素材や色・柄のバリエーションを増やしたり、さまざまな機能をもつ設備を備えています。ユニットバスは、全ての構成部材や部品を工場で生産・加工する、いわゆる既製品の浴室のことです。
システムバスは天井・壁・床・浴槽・ドアの各パーツの中からお客様がお好きなもの選び、現場でそれらを組み立てるので工期も3日〜5日程度と短く、軽量で防水性・保温性に優れているのも特長の一つです。
既製品のためカタログやショールームで出来上がりのイメージをつかみやすく、完成後の満足度が得られやすいリフォーム製品と言えます。ただし、工場生産のため、生産効率が重要視されサイズが規格化しているので設置するスペースが合わないと使用できなかったり、ムダなスペースが出来てしまうという欠点もあります。
[在来工法バス]
システムバスを導入できない場合在来工法による浴室工事となります。在来工法は、各々の家ごとの条件に合わせて現場で施工しますので、極端に奥行きのある空間や三角や台形などの変形した空間でもきちんと納めることができます。
またシステムバスと違いヒノキや大理石などの天然素材が選べたり、大きさも自由に選べるというのが大きなメリットです。 しかし、在来工法は工期が3週間程度と長くかかり、そのためどうしても工費が高くなります。また、大工や左官屋の技術力によって、出来上がりのばらつきが出る可能性がある事がデメリットです。
[快適なバスルームづくり]
バスルームをシャワールームとして利用し、欧米風に浴槽にあまり浸からないという方も結構いらっしゃると思います。しかし、バスルームは、体を清潔に保つだけの場所ではありません。
例えば、小さなお子様のいるお父さんには「子供と一緒に入って、コミュニケーションを取りたい」という方も多いようです。必然的に肌に触れ合う機会が増えるバスルームは、お子様とのコミュニケーションをはかる場所としては最適です。
バスルームをコミュニケーション空間として実現するには、大人と子供が同時に入れるだけの広さが必要ですし、落ち着ける空間作りという工夫も欲しいところです。このように、バスルームでどんな時間を誰と過ごしたいのかを明確化することによって、自分にとって必要なシステムバスの設備がわかってくるのではないでしょうか。どんな空間を造りたいのかを考えていくと、おおむね以下の三つのジャンルに分けることができます。
◆ ヒーリング=日々のストレスや疲れを和らげる癒し空間
最適な設備:ジェット噴流機能、ミストサウナ、多機能シャワー、AV機器、照明など
◆ コミュニケーション=家族とのコミュニケーション空間
最適な設備:広い浴槽・洗い場、半身浴用ベンチ、収納スペースなど
◆ ユニバーサル=誰にでも使いやすいバリアフーリー空間
最適な設備:入りやすい浴室・浴槽、広い開口部、冷たくない床など
上記の設備、機能、工夫は、それぞれ便利ではあることは事実でが、同じヒーリングを求める空間を作りたかったとしても、浴槽に浸かる時間の短い人ですと、ジェット噴流機能より多機能シャワーのほうが快適なシステムバスとなるでしょう。
また、朝お風呂に入ることが多い人が、凝った照明をバスルームに設置しても、その効果を楽しめる機会は少ないでしょう。
システムバスには新しい機能や工夫が次々と生まれ、従来のユニットバスとは比較できないほど大きく進化を遂げています。今やどのような空間でも演出することができるようになったシステムバスですが、その一方で機能や設備の選択が非常に難しく、重要になっています。あれもこれも欲しいと欲張らず、自分の入浴スタイルをよく考えることが、快適なバスルームづくりを成功させる秘訣で。
システムバス(ユニットバス)の特徴
[システムバスのサイズ]
カタログやショールームでは、システムバスのサイズは床面積で表されます。例えば、0.75坪タイプ、1坪タイプ、1.25坪タイプといった具合です。システムバスにおけるアンケート調査では、半数以上の人が、1坪〜1.25坪未満のタイプを選び、2割強の人が1.25坪〜1.5坪未満を選んでいます。
一般的なご家庭で選ばれるシステムバスのサイズは1坪タイプが主流で、1坪タイプのサイズは、通常「柱芯1820mm×1820mm」です。そのため、実際の空間の広さは、それよりも小さくなりますので、「内寸1600mm×1600mm」程度となります。
1坪タイプと1.25坪タイプでは洗い場の広さが異なります。ご家族で一緒に入ることが多かったり、介護が必要な方がいるのであれば、洗い場が広い1.25坪タイプの方が使い勝手がいいでしょう。予算はもちろん、間取りや家族構成、入浴のスタイルを考えて選ぶようにしましょう。
[浴槽の種類]
システムバスの浴槽の主な素材は、人造大理石やFRP(繊維強化プラスチック)などです。それぞれカラーバリエーションも豊かで、壁材や床材とコーディネートを楽しむことができ、ここ数年とくに浴槽の形状が豊富になってきています。
「ゆったりと身体を伸ばせるように工夫したり」、「半身浴ができるように座れる部分を設けたり」、「広い浴槽内を実現するために斜めになっていたり」、「縁に腰掛けられるような部分を設けたり」と快適さはもちろん、安全面を考慮した形状の浴槽が各社から発売されています。
また断熱効果を高めた浴槽も注目されており、湯温が低下しにくく入浴時間がバラバラな家庭でも追い炊き機能を使うことが少なくなり経済的です。
システムバス(ユニットバス)の利点
[機能が満載]
システムバスの魅力は何といっても浴槽と多機能シャワーやTV、温水式浴室暖房換気乾燥機などの様々な機能がセットになっている点です。一日のストレスと疲れを癒すための重要なお風呂で今までとは違ったバスルームライフをお楽しみ頂けます。
[工期が早く・費用も安い]
システムバスは、工場で一括してユニットを作り、出来上がったものをご自宅のバスルームに設置するので工期が3日〜5日と早く、その為施工費も在来工法と比べ安くすみます。お風呂に設置します。工業化された製品の組み合わせで、精度高く組み立てられるので仕上がりにバラツキが少ないです。
[イメージ通りのバスルーム]
システムバスは、工業化された製品の組み合わせで、精度高く組み立てられるので仕上がりにバラツキが少なく、カタログやショールームでイメージした通りのバスルームを造る事ができます。
[水漏れに強い]
システムバスは、壁・天井・床が一体なので、機密性が高く建物への水浸透などが起こりにくくなっています。又、家屋から独立した構造なので、家の歪みなどの影響をうけにくく、耐久性も高いのが特長です。
[メンテナンス・お掃除が楽]
システムバスは、以前の戸建住宅でよく見られたタイル貼りではなく、汚れに強い素材を使っていますので、タイルのように継ぎ目に汚れが貯まる事もなく、普段のお掃除が楽になりなすのでメンテナンス性も高いと言えます。