給水管改修工事
給水管を古いままにしておくと、老朽化による腐食で漏水、赤水が発生します。また現在使用している給水管の管の種類によって症状、長所、短所があります。
当社では、給水管などの設備の点検をおこない、その環境や状況に適した工事をご提案します。
症状:
赤水や濁り水が出ませんか?
建物、配管の老朽化により、管や継ぎ手が腐食していませんか?
漏水、配管のぐらつきなどありませんか?
配管自体が床下配管や壁、スラブなどに隠れていたり、保温材に包まれているため発見されにくいものです。
給水管改修のポイント
[白ガス管]
白ガス管はビル、マンション、工場などで比較的多く使用されている金属製の給水管です。内面がコーティング処理されていないため、錆が発生し管の内面を細くしてしまったり、赤水が発生します。また継ぎ手部分などから腐食してしまい漏水の原因になります。
内面がビニールコーティングされた塩化ビニールライニング鋼管やそれと同様に内面がコーティングされた継ぎ手に交換します。
[硬質塩化ビニール管]
硬質塩化ビニール管は比較的小規模(戸建て等)の建物に使用されます。日光に当たると劣化したり、侵食されやすいという短所もありますが、安価で作業性も良いため戸建などで多く用いられます。耐衝撃、耐高温などもあります。
[ステンレス管]
ステンレス管は耐久性に優れ、腐食しにくく、しかも軽いと多くの長所を持ち合わせています。接合方法も溶接、モルコジョイント、など多様な加工方法、継ぎ手方法があります。ほかの給水管に比べて高価です。
[ポリエチレン管]
1層タイプ、2層タイプとあり柔軟で曲げ加工が可能で継ぎ手の数も減り漏水する部分が特定できます。色が黒色です。
古くなると管自体が縦割れを起こして漏水する場合があります。最近販売されているものはこの点を改善されている製品も多々あります。
[架橋ポリエチレン管]
↑給水管(青色) 給湯管(オレンジ)
ポリエチレン管と同様に柔軟で曲げ加工ができるため継ぎ手の数が減り漏水する部分が特定できます。管自体に傷がつくとその部分に圧力がかかり漏水の原因となりますが、保温能力を持った保護材に包まれた状態で施工するので特に心配ありません。
最近の戸建の内部配管で多く用いられています。
[ポリブデン管]
上記同様に柔軟で曲げ加工ができるため継ぎ手の数が減り漏水する部分が特定できます。管自体に傷がつくとその部分に圧力がかかり漏水の原因となりますが、保護材に包まれた状態で施工するので特に心配ありません。
管自体に保温力を有し、マンションなどの鞘管ヘッダー工法などに用いられます。
[さや管ヘッダー工法]
↑給水管(青色)
↑給湯管(オレンジ色)
(1)さや管ヘッダーシステムは、集合住宅または戸建住宅などに使われる配管システムです。
(2)配管は、給水用及び温度95℃以下の給湯用に使用されます。
(3)電気の合成樹脂製可とう電線管を応用しています。さや管は強度を向上させています。
(4)個々の水栓器具への給水・給湯の分配は、ヘッダー(分岐管)で行います。
(5)水栓器具とヘッダーは、それぞれ直結した配管で接続され、途中継手による接続がありません。
(6)さや管の色は、給水管用がブルー、給湯管用をピンクとして識別してます。
ヘッダ−〜器具までの間に継ぎ手がないため漏水する箇所が特定でき、将来的に管が老朽化して取り換える場合においてさや管を再使用することにより給水管の交換がしやすい。