キッチンリフォーム
リフォームの中でもっとも多い物件の一つであるキッチン周りのリフォーム。最近では、自分だけのオリジナルキッチンを作る方も増えています。
無駄なキッチンスペースをなくし、必要な場所に必用なものを収めることで、作業スペースを広くすっきりと見せることができます。
狭い、暗い、使いづらいなどの悩みを解消するためにお客様のスタイルに合わせたレイアウトをご提案いたします。
キッチンリフォームのポイント(プランニング)
[リフォームする住宅の工法を知る]
重要なのは、住宅の材質や工法の違いによってリフォームできる範囲が大きく変わってくるということです。 構造自体に影響を与える様なリフォームは、基本的には避けた方が良いでしょう。柱・壁・梁等の構造材は適当に撤去したり移動することはできません。また集合住宅の場合は共用部分である躯体を貫通する穴加工や、壁の撤去は基本的にできません。
ご自宅の構造やマンションの専有部分はプランニング前に必ず確認しておくことが必要です。
[自分のライフステージ・スタイルを想像し把握する]
↑システムキッチン クレディア
(TOSTEM トステム)
↑システムキッチンFiTi(フィットアイ)
(National 松下電工)
いろいろな情報を集めることは大切ですが、キッチンリフォームを行うで、自分自身と我が家のライフスタイルを的確に把握することがもっとも大切です。どんなキッチンでどんな料理を楽しみたいのか、収納や使い勝手をどうするべきか、デザインはどんなスタイルをのぞんでいるのか?
更にあなたのライフステージや家族構成の今後の変化を予測することもキッチンリフォームには重要です。生活を豊かに楽しむために、どのようなキッチンスタイルを望んでいるのかをまとめてみましょう。
・キッチンリフォームの際に、今と改善したい点はなにか
・キッチンと他の部屋とのつながりをどうしたいのか
・新しいキッチンに使いたい好きな色やデザインはなにか
・どんな料理を作りたいか、そのために必要な機器はなにか
・リフォーム後はどのようにキッチンを活用していきたいか
思い当たることを箇条書きにしておくと、自分達の夢や将来の構造がはっきり見えてくると思います。デッサンが得意な方は、スケッチしてみるのも良いでしょう。
[使いたい機器と使いこなせる機器を選ぶ]
↑すっきり片付く収納力キッチン
システムキッチン「レガセス」(TOTO)
キッチンには、冷凍冷蔵庫、シンク(流し台)、コンロ、収容棚、混合水栓、食器洗い機、オーブンレンジ、レンジフード等思いつくだけでも数多くの機器が必要とされています。これらの機器をうまく使いこなしてこそ、はじめてキッチンの有効活用となります。
そのためにもキッチンで使いたいと思う機器と、長期間にわたって使いこなせるかどうかの判断をしっかりと熟慮する必要があります。
食器洗い機などは良い例で実際には最初の一カ月くらいは使ったけれど、その後使いこなしていないという方が多いことも事実です。
理想や流行にとらわれず、本当に使うものだけを選んでいく。これもリフォームにおける大事なポイントだと思います。
キッチンレイアウトの種類
[オープン型]
キッチン、LD全てが見渡せるタイプで、広がりが出る為、インテリア性が高いキッチンといえます。 ただし、どこからでも見られるキッチンとなるので、収納や片付けに注意が必要です。
[セミオープン型]
一番人気のあるタイプで、カウンターなどで区切られており食卓からは作業場はあまり見えませんが、 キッチンを完全にシャットアウトしていない為、臭いや煙が流れるといったデメリットもあります。
[独立型]
キッチンだけが個室として独立しているタイプです。中が見えないので調理に専念できますが、 他の部屋の様子がわかりにくい面があり、来客時一人で調理していると取り残された感があります。
キッチンの配列によるタイプ分け
[I型]
冷蔵庫、シンク、加熱調理器が一列に並んだ型で、作業しやすくコンパクトなキッチンスタイル。 比較的、狭いスペースしか取れない場合、T型キッチンを採用します。アパートやワンルームマンションは、ほとんどがこのタイプです。 間口は、250cm〜300cmが主流で、300cmを超えると、動線が長くなるのでU型キッチンの方が使いやすいと言われています。
[II型]
ガス台などと調理台が2列になっている型でスペースがフル活用でき、作業台を平行な2列に配置し、作業の動線を短くしたタイプのキッチンスタイル。 比較的狭いスペースでも設置可能で通路幅が広すぎても狭すぎても、使いにくくなるので注意が必要です。
[L型]
L字型にシンク、調理台、ガス台が並んでいる型でゆとりのあるキッチンスタイル。 アイランド型と組み合せて利用する場合も見受けられ、コーナー部分はデットスペースになるので、使い方を検討する必要があります。炊飯ジャーやポット等を置くスペースとして使うケースが多いです。
[U型]
U字型にシンク、調理台、ガス台が並んでいる型で作業しやすく複数人の調理も可能なキッチンスタイル。 収納が多く配置できる事と、動線が短くて済む為人気がありますが、大きなスペースが必要な為日本の家庭向きではありません。 対面するカウンターの距離は少なくとも90cmは確保しないと複数人で調理する場合に狭く感じるでしょう。 対面キッチンとして配置する場合がほとんどです。
[アイランド型]
離れ小島(アイランド)の様に、本体と離れて調理場があるタイプ I型やL型と組み合わせて使ったり、島部分で独立したものがあるキッチンスタイル。 複数人が調理する場合に、たいへん有効で、キッチン面積はかなり大きくなります。 中央の調理台は、配膳台としても有効に使うことが可能です。 アイランドを、コンロにするか、シンクにするか迷うところですが、シンクにすることをおすすめします。 コンロをアイランドにすると、レンジフードの関係で天井吊りとなり価格がアップしてしまいます。