歩道切り下げ工事
工事の流れ
建築物の駐車場部分等の全面に歩道がある場合、車が乗り入れられるように歩道部の舗装、路盤の構造を改めます。歩道は、歩行者が安全に通行できるスペースになっています。このため舗装の厚さも自動車の乗り入れを想定して造られていません。
駐車場や車庫などを設け、車の出入り口として自動車が歩道へ乗り入れる場合は、自動車の重量に耐えられるような舗装に構造を改めなければなりません。このため、必要な工事を「歩道の切り下げ工事」といいます。
フラット型:車道と歩道部分の高さが同一で縁石によって区切られています。この場合いは縁石を撤去→路盤(アスファルトの下地)を車の乗り入れ用に構造を変え、→アスファルト舗装をします。
マウンドアップ型:歩道と車道部分に段差があります。この場合は乗り入れ部分を斜めに切り下げます。縁石を高いものから低いものに取り換えます。空隙は現況に応じ、モルタル等で処理します。路盤を車乗り入れ用に厚くし→アスファルトで舗装します。地域によってはコンクリート舗装します。
また、植樹帯(歩道部分の植木が植えている部分)がある場合は植樹帯を移設します。各市町村、路線、道路管理者により色々な仕様があるため事前調査、打ち合わせを入念に行います。歩道が使用できなくなるため、現場の交通量、や状況に応じた保安帯を設置歩行者にご迷惑をかけないように致します。